美術家の横顔
──自由と人権、革新と平和の視点より

成澤榮壽 著
本体価格 2000円
ISBN978-4-7634-0602-6 C0071
発行 2011年5月25日
四六版上製 250頁

自由と革新を求めた芸術家たちの人生と時代
近現代芸術家たちの自立と苦闘

19世紀から20世紀にわたる東西・芸術家たちの
自由への志向を軽やかに描く異色の芸術論

 

●内容●
1 版画家ケーテ・コルヴィッツの反戦とニューマニズム
2 魯迅 コルヴィッツ 上野誠
3 日本洋画の先駆者 高橋由一の再評価
4 原田直次郎と森鴎外
5 民族の独立を願って ミュシャとスメタナ
6 浅井忠 師フォンタネージの技法と画を発展させた
7 女性用画家の先達 イコン作家 山下りん
8 世界性を追求した日本画家 秋野不矩
9 夭折の日本画家 三橋節子――子を想う母の心が傑作を生み出す
10 女性画家の向上と女性差別の克服と 三岸節子
11 女性画の最高峰 強く生きた上村松園
12 日本画の革新をめざす 菱田春草
13 日本画革新の旗手 土田麦僊
14 児童自由画教育運動と農民美術運動の先覚者 山本鼎
15 岸田劉生の肖像画 内面を見詰める
16 クールベ マネ モネ セザンヌ
17 小磯良平の戦争画
18 本郷新制作の平和像
19 東山魁夷不朽の大業 唐招提寺障壁画
20 山水画の近代的大成者 川合玉堂
21 社会性豊かな日本近代彫刻の開拓者 萩原碌山
22 傷ついた先覚的な女性彫刻家
23 リアリズム写真の確立を追求した土門拳
24 旧植民地の傷痕から人間の平等と尊厳を問う サルガド「アフリカ」展
25 純芸術写真を標榜した中山岩太
26 印象派を代表する画家 ベルト・モリゾの女性としての苦悩とその克服
27 続モリゾ ルノワール そしてポスト印象派――アルスの概念と構成に触れて
28 英国現代陶芸の先駆け ルーシー・リー――亡命の苦難を乗り越えて
29 富本憲吉 陶芸における個人主義の成立
30 戦時中に美術家の良心を堅持した画家 松本竣介
31 小川芋銭 竹久夢二と日露反戦画
32 ピカソ 反戦画「ゲルニカ」に触れて

補1 工部美術大学と彫刻学教師ラグーザ並びにその妻玉
補2 京都における美術大学の系譜
補3 似非社会主義体制下のリトアニアにおけるチュルリョーニス芸術の受難
補4 女性作曲家が少しずつ知られつつある――ポリーヌ・ヴィアルド作品の演奏を聴いて
補5 民芸運動とその旗手たち――世襲的陶芸界の革新に触れて

●著者紹介●
成澤榮壽(なるさわ えいじゅ)
1934年、東京に生まれる。
早稲田大学大学院文学研究科(史学専攻)修士課程修了。日本近代史。
元長野県短期大学長。現在、部落問題研究所理事長。全国公立短期大学協会顧問。
著書に『藤崎藤村「破戒」を歩く』上・下(2008・2009年、部落問題研究所)

●編集部より●
「人権と部落問題」連載の「美術家の横顔」が一冊の本になりました。コルヴィッツ、マネ、ピカソ……カミーユ・クローデル、ベルト・モリゾ、ルーシー・リー、ゴッホ、セザンヌ、岸田劉生、本郷新、松本竣介、山下りん、三岸節子、上村松園、土門拳…総勢約100名の芸術家たちが登場。自由と革新を求めた芸術家たちの時代と人生の交錯を描く新しい美術家論。図版多数・カラー口絵付き。

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