2012年5月刊『フィンランド教育の批判的検討』柴田勝征著


『月刊教職研究』2012年9月号

フィンランド教育を手放しに絶賛する論調に、待ったをかける柴田氏。OECD(経済協力開発機構)が行うPISA(国際学力調査)において、常にトップクラスの成績をおさめているフィンランドだが、同国がかかえる負の部分はあまり語られていない。
全4章のなかで、フィンランド教育の問題に迫り、逆説的に日本の教育の優れた点についても触れていく。第1章では大学教員である著者と、学生との授業における対話を等して、フィンランド教育への理解を深めていく展開となっている。
偏りがちだったフィンランド教育について、多角的な視点を得ることができよう。