2012年1月刊『水俣の教訓を福島へpart2』原爆症認定訴訟熊本弁護団 編 荻野晃也、秋元理匡、馬奈木昭雄、除本理史 著


『熊本日日新聞』2012年1月27日号

原発事故の全面賠償訴え
原爆症訴訟熊本弁護団 ブックレット第2弾出版

石貫謹也(熊本日日新聞)

 水俣病と原爆症の経験を東京電力福島第1原発事故の対応に生かそうと、原爆症認定訴訟熊本弁護団(板井優団長)がブックレット『水俣の教訓を福島へ』の第2弾を出版した。賠償をテーマに昨年11月、熊本市で開いたシンポジウムの内容を収録している。
 シンポでは、荻野晃也元京都大講師(原子核工学)と秋元理匡日弁連原子力プロジェクトチーム事務局、馬奈木昭雄水俣病3次訴訟弁護団副団長、除本理史大阪市立大准教授(環境経済学)が登壇。東京電力と国による全面賠償を訴えた。
 徹底的な健康調査を求める県弁護士会の声明なども収録。原爆症認定訴訟熊本弁護団の寺内大介事務局長は「チッソの分社化を許したようなことを原発事故で繰り返してはならない」と話している。
 花伝社刊、1050円。問い合わせは、たんぽぽ法律事務所 096-352-2523。