小説 北朝鮮・清津(せいしん)国民学

上野正見

四六判上製 定価(本体1800円+税)
ISBN4-7634-0435-0 C0036 Y1800E

戦争って、何ですか?
日本と朝鮮の在り方を問う
渾身の力作

日本と朝鮮の少年たちの心の交流をえがく
「僕は軍神になります。終わり」。どっと教室が沸いた……。
日本人国民学校を舞台に、愛国心に燃える腕白坊主たちの毎日、
第二次大戦の終戦間際の戦火と混乱、極限状態での引き揚げ、
朝鮮人少年たちとの交流をえがき、
彼らを飲み込んだ戦争の真実を問う。

ソ連軍が国境を越えて朝鮮・清津の攻略を開始したのは、終戦間際、昭和二〇年八月一三日のことだった。北朝鮮の港町・清津を舞台に、戦火のなか、日本人と朝鮮人の壁をこえて絆を深める少年たちの日常と非日常をえがく。「天皇陛下のためにいのちを捧げる」と信じて疑わなかった少年たち。彼らを飲み込んだ戦争の真実とは?

[内容]
序章 黄ばんだ袋/清津公立国民学校/敵将、春田/清津攻防戦/還らぬ人/終章 生きたあかし

上野正見(うわの まさみ)
1934年 朝鮮咸鏡北道清津府生まれ。
岩手県立盛岡一高、東北大学法学部卒業。
日本債券信用銀行(旧)勤務、コンピューターサービス会社役員など。

著書 『襄陽(上下、日吉史郎のペンネームで)1987年、AA出版社