武富士 対 言論 暴走する名誉毀損訴訟

ジャーナリスト 北 健一

四六判並製 定価(本体1500円+税)
ISBN4-7634-0436-9 C0036 Y1500E

その記事、1億円なり!
大富豪を追いつめた貧乏ライターの戦い
訴訟を乱発した言論封じ 暗躍する武富士弁護士
金の力で言論・報道はつぶせるか?
完全勝訴は、いかにして勝ち取られたか?

モノが言えない時代がやってきた?
権力や巨大な社会的権力の不正を暴く調査報道、ルポルタージュに対して襲いかかる
高額名誉毀損訴訟……。
暴力団、警視庁、大手広告代理店と癒着し、暴利をむさぼってきた「サラ金」帝王に、
フリーライターたちは徒手空拳で、いかに立ち向かったか?

[内容]
1 ドキュメント武富士訴訟
  前史/悲鳴/提訴/告発/逮捕/苦戦/証言
  /勝訴
2 暴走する名誉毀損訴訟
  断罪された「サラ金の帝王」/言論弾圧訴訟の構図
  /仕掛けられた名誉毀損高額化
3 シンポジウム・市民が支えたジャーナリズム
  モノが言えない時代がやってきた
資料 武富士残酷物語訴訟についての陳述書

北健一(きた けんいち)
1965年広島県生まれ。
著書に『その印鑑、押してはいけない! 金融被害の現場を歩く』(朝日新聞社)。米海軍の原潜に衝突、沈没させられた宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」について書いたルポ「海の学校 『えひめ丸』指導教員たちの航跡」で、2003年、週刊金曜日ルポルタージュ大賞優秀賞を受賞。
2003年3月、武富士が貧乏ライターに1億1000万円払えという名誉毀損訴訟を起こしたことに義憤を感じ、『週刊金曜日』に「同時ルポ 武富士裁判」を連載(http://www.kinyobi.co.jp/takefuji)するかたわら、友人記者らと「武富士残酷物語訴訟を支援する会」を結成し、表現の自由を守るために活動。