頼朝はどのように政権を打ち立てたか?
義経はなぜ敗れざるをえなかったか?
頼朝はなぜ朝廷にこだわったのか?
頼朝対義経──歴史の真実に迫る
北爪真佐夫
本書の時代は「源平合戦」などといわれ、一種のスポーツのように語られることが多いのだが、まさに「戦争」なのである。戦争には死傷はつきものであり、その被害は、兵士=戦闘員のみならず、非戦闘員である一般民衆にも及び、戦費の負担は課せられるし、ときには加害者ともなるのである。
この本は、あくまでも歴史的資料にもとずいて書いたもので、その意味で、義経や弁慶の行動について人々の心の琴線に触れるような文学的記述は少ないかもしれないが、なんのための戦争(合戦)なのか、勝利者・頼朝は結局庶民にとって何をしたのか、こうした視角でみるならば、この時代の特徴と現代に通ずるものを発見することができるのではないだろうか。
目 次
はじめに
1 青年期の頼朝
2 源氏の決起
3 青年期の義経
4 義仲の台頭
5 義経の活躍
6 頼朝の御家人対策
7 平氏敗北後の義経
8 関東軍の洛中進出と
義経捜索の強化
9 奥州と関東
10 頼朝征夷大将軍となる
おわりに
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