書 名
敗れる前に目覚めよ
平和憲法が危ない
著 者
飯室勝彦
本体価格
1600円
ISBN
4-7634-0463-6 C0036 Y1600E
発行年月日
2006年4月25日
体 裁
四六判並製
頁 数
232頁
内 容
今度こそ敗れる前に目覚めよ
戦艦大和・臼淵磐大尉の最後のことばから、
我々は何をくみ取るべきか?
平和憲法の危機に当たって
日本国憲法の価値を多面的な視点から考える

かつて日本の指導者たちは無謀にもあの太平洋戦争を始め、とうてい勝てないとはっきりしてからも敗戦を認めず、日本中が廃墟になるほど敗れてやっと目覚めた。その結果、得られた平和憲法を弊履のように投げ捨てようとする動きにジャーナリズムと  国民はどう対抗するのか。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」の格言どおり、今度もまた敗れるまで目覚めないのだろうか……(本文「はじめに」より)

目 次
はじめに 9
第1章 忍び寄る危機
1 “輝き”はどちらに …… 14
2 “輝き”を増すために …… 19
3  早く空気のように …… 24
4  新しい世紀への門出に …… 29
5 司法権優越という幻想 …… 34
6  主役はアナタです …… 39
7  日米“透明度”の違い …… 44
8 “ロボット”の反乱 …… 49

第2章 揺らぐ憲法原理
1 「国のかたち」と迷彩 …… 56
2  教訓としての?過去? …… 61
3  皆で一緒にやろう …… 66
4  歴史をかみしめる …… 71
5 「戦争」という政治用語 …… 76
6 非常の時だからこそ …… 81
7  情報の?裏側?を読む …… 86
8  監視される市民 …… 91
9  破綻する専門家統治 …… 96
10  異論を伝えてこそ …… 101
11  “軍事”を隠し改憲へ瀬踏み …… 106
第3章 改憲のアラシに抗して
1  時代の道案内として …… 112
2 “平和ボケ”は敗れたか …… 116
3 “乱麻を断つ”危うさ …… 121
4  新たなタブー? 護憲論 …… 126
5  国家、国民、そして…… …… 131
6  捨てたくないもの …… 136
7  過ちを振り返る勇気 …… 140
8  憲法論のホログラム …… 145
9  改憲を論議する環境 …… 150
10  見過ごせぬ“戦後”否定 …… 155
第4章 今度こそ敗れる前に目覚めよ
1 『還暦』の誓い新たに …… 160
2  暴走を許さない監視 …… 164
3  未来に向かって足下を …… 169
4  臼淵大尉からのメッセージ …… 173
  
 資 料
○日本国憲法 180
○自由民主党新憲法草案 200
○憲法をめぐる動き 223
 おわりに 225

著者紹介
飯室勝彦(いいむろ・かつひこ)
中京大学教授(東京新聞・中日新聞論説委員)。
『東京中日スポーツ』でプロ野球担当として記者活動を始める。その後『東京新聞』『中日新聞』の社会部、特別報道部などで、司法、人権、報道問題を中心にジーナリスト活動を続け、1992年より論説委員。2003年4月より現職。
著書に『戦後政治裁判史録』(共著・第一法規出版)『青年はなぜ逮捕されたか』(三一書房)『報道の中の名誉・プライバシー』『客観報道の裏側』(現代書館)『メディアと権力について語ろう』(リヨン社)『新版 報道される側の人権』(共著・明石書店)
『報道の自由が危ない──衰退するジャーナリズム)(花伝社)など。